めまいを診る

    定価 4,620円(本体 4,200円+税10%)
    北原糺
    奈良県立医科大学教授
    B5判・144頁
    ISBN978-4-7653-1714-6
    2017年04月 刊行
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    めまい診療は奥深いからこそ面白い

    内容紹介

    プライマリケアの重要な症状の一つであるめまいは医師にとっても患者にとっても悩ましい症状である。
    本書は各種めまい疾患を明らかにするための検査や問診のコツから、回復するためのリハビリテーションに至るまでの戦略の立て方を、奈良県立医科大学でめまいセンターを率い、
    めまいの原因を100%特定してきた著者がわかりやすく説明した。

    序文

    目次

    推薦のことば

    Ⅰ.自信を持ってめまい患者を診るために
    1 めまい疾患の頻度とトリアージ
    2 問診の実際と結果から疾患を推定する
    1) めまい問診のポイント
    2) めまいの症状、誘因、経過
    3) 随伴症状
    4) 病歴、服薬歴、飲酒、喫煙
    5) 問診の実際
    3 検査の実際と結果から疾患を推定する
    1) 検査の基礎―身体の平衡保持機構
    2) 全身検索
    3) 静的・動的体平衡検査(付)重心動揺検査
    4) 眼振検査
    5) 圧刺激検査(瘻孔症状検査)
    6) 聴力検査
    7) 温度刺激検査(付)visual suppression test
    8) 画像検査
    9) 前庭誘発筋電位検査VEMP
    10) メニエール病推定検査
    11) その他の神経耳科学的検査
    12) めまい入院検査
    Ⅱ.めまい疾患の理解を深めるために
    1 内耳(末梢性)疾患
    1) 良性発作性頭位めまい症
    2) メニエール病(付) レルモワイエ症候群、遅発性内リンパ水腫、蝸牛型/前庭型メニエール病
    3) 前庭神経炎
    4) めまいを伴う突発性難聴(めまい突難)
    5) 外リンパ瘻
    6) 上半規管裂隙症候群
    7) 前庭水管拡大症
    8) 聴神経腫瘍
    9) 神経血管圧迫症候群
    10) Hunt 症候群
    11) Cogan 症候群
    2 脳(中枢性)疾患
    1) 脳血管障害
    2) 脳腫瘍
    3) 神経変性疾患など
    3 眼疾患
    1) 眼球内浮遊物
    2) 屈折異常
    3) 融像障害
    4) 先天性眼振
    5) 健常人も羅患する視器由来のめまい・平衡失調
    4 頸部疾患
    1) 頸部脊椎症
    2) 椎骨動脈循環不全
    5 心因性疾患
    1) 不安神経症
    2) 心気症
    3) ヒステリー
    4) うつ
    6 全身疾患
    1) 自律神経失調症
    2) 循環器・血液疾患
    3) 内分泌・代謝疾患
    7 誤診しやすい疾患
    1) メニエール病と良性発作性頭位めまい症
    2) メニエール病と耳硬化症
    3) 聴神経腫瘍とメニエール病
    4) 良性発作性頭位めまい症 と小脳病変
    5) 前庭神経炎後およびめまいを伴う突発性難聴後のめまい
    Ⅲ.めまい治療戦略の立て方
    1 一般的めまいの薬物治療
    1) 急性期の治療
    2) 間歇記の治療
    3) 慢性期の治療
    2 前庭代償とめまいリハビリテーション
    1) 静的・動的前庭代償
    2) 感覚強化リハビリテーション
    3) 感覚代行リハビリテーション
    3 原因不明または難治性めまい患者対策
    1) 診療科横断的めまい患者対策
    2) 治療困難なめまい患者対策
    おわりに
    文 献・日本語索引・外国語索引

    執筆者一覧

    北原糺
    奈良県立医科大学耳鼻咽喉・頭頸部外科学講座 教授
    奈良県立医科大学附属病院めまいセンター センター長兼任
    1966年生まれ。四條畷高校を経て1992年大阪大学医学部卒業。引き続き同大学大学院卒。
    2001 年大阪大学耳鼻咽喉科学教室助手、2008-10 年講師、2012-14 年准教授。この間ピッツバーグ大学医学部耳鼻咽喉科留学(2002-04)、大阪労災病院耳鼻咽喉科部長(2010-12)。2014 年より奈良県立医科大学耳鼻咽喉・頭頸部外科学講座教授。2016 年新設された同大学附属病院めまいセンター長兼任。国内では日本耳鼻咽喉科学会はじめ多数の医学会の代議員/評議員。国外ではSociety for Neuroscience、American Neuro-otology、Barany Society、CORLAS 正会員。
    なおBarany 学会より「前庭神経節の分子生物学研究」に対してスカラーシップを、Politzer 学会より難治性メニエール病に対する外科的新規治療に対しPolitzer 賞(臨床部門)を受けている。

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