POCTを活用した実践的治療 輸血による止血戦略とそのエビデンス

    定価 3,960円(本体 3,600円+税10%)
    山本晃士
    埼玉医科大学総合医療センター教授
    B5判・96頁
    ISBN978-4-7653-1701-6
    2016年12月 刊行
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    もう術中大量出血に慌てない! 希釈性凝固障害はフィブリノゲン製剤で防げる!埼玉医科大学総合医療センターの重症出血患者の救命率が劇的に改善した止血戦略!

    内容紹介

    輸血用血液の在庫は、今後ますます厳しくなることが予想され、輸血はより適正使用が求められている。著者はその解答を制限輸血とする。多く入れれば安心という輸血の時代から「実効性の上がる最小限の輸血」への転換こそ、輸血領域のEBMなのだ。
    そしてそれを可能にする2つの柱が、ベッドサイドで状態を適宜モニタリングするPOCTと、フィブリノゲン濃縮製剤である。外科領域において特に多く使われている新鮮凍結血漿(FFP)と血小板製剤は適正使用が求められているが、なかなか改善されていない。そこで本書ではFFPに代わって使用すべき血液製剤について、最新のエビデンスを吟味し、フィブリノゲンを濃縮した各種製剤の使用を中心にケース別の使用プロトコルを提示した。

    序文

    目次

    I部 輸血療法の新しい考え方
    1 Patient Blood Management(PBM)
    1 制限輸血の有効性・安全性
    2 Patient Blood Management(PBM)における輸血部の役割
    3 自己血輸血のメリットとデメリット
    4 輸血療法とインフォームド・コンセント
    5 ヘモビジランス
    2 大量出血にどう対応するか:その病態と止血目的の至適輸血療法
    6 希釈性凝固障害とは
    7 希釈性凝固障害に対する治療概念と用いる血液製剤
    (1)クリオプレシピテート
    (2) フィブリノゲン製剤
    (3) 活性型第VII因子製剤
    (4) プロトンビン複合体製剤
    (5) 第XIII因子製剤
    8 Point of Care Testing(POCT)の効用
    9 Massive transfusion protocol(MTP)
    10 異型適合輸血
    3 血液製剤使用におけるポイント:患者に有益な輸血を目指して
    11 赤血球輸血
    12 血小板輸血
    13 新鮮凍結血漿の輸血
    II部 診療科・領域別の実践編
    1 小児領域
    14  小児領域における輸血の基本
    2 心臓血管外科領域
    15  人口大血管置換術における輸血療法
    3 肝臓外科領域
    16 肝切除術における輸血
    4 産科領域
    17 産科大量出血の病態と凝固検査値
    18 産科大量出血に対する輸血治療
    5 外傷領域
    19 外傷領域でのPOCTシステムとフィブリノゲン製剤
    20 外傷初期の輸血療法
    おわりに

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