新薬情報オフライン 新薬の特徴がよくわかる! 既存薬との比較と服薬指導のポイント

    定価 3,080円(本体 2,800円+税10%)
    編著木元貴祥
    株式会社PASS MED
    Key
    メディカルタックス
    鹿嶋直純
    保険薬局薬剤師
    大田和季
    病院薬剤師
    A5判・210頁
    ISBN978-4-7653-1982-9
    2024年03月 刊行
    【 冊子在庫 】
    在庫有り

    電子書籍書店で購入

    購入数

    新薬の特徴がよくわかる! 新薬情報のオフライン版(読み物)

    内容紹介

    累計1200万PV超! 株式会社PASS MED(パスメド)が運営する医療関係者・医療系学校生向け人気サイト「新薬情報オンライン」から新薬情報のオフライン版(読み物)が登場。

    本書は現場で注目されている2019~2023年の新薬情報を収載。薬剤師として知っておきたい新薬の基礎知識、作用機序、類薬との比較、処方監査、服薬指導のポイントなどを網羅掲載しています。

    薬剤師でもありMRでの経験のある著者だからこその視点を盛り込み、薬剤の特性をしっかり、丁寧に、わかりやすい内容で伝えています。読後、ここ数年の45新薬の情報が取得・整理でき、現場で活かせること間違いなしです。

    「新薬情報オンライン」の該当薬剤の紹介ページへのQRコードやサイトのアクセス数をもとにした、新薬の注目度ランクも掲載した、WEBと書籍のいいとこどりの一冊になっています。

    序文

    はじめに

    昨今、医療技術の変化・変革は著しく、日々新たなエビデンスや画期的な医薬品が創出されています。表1は年間に承認された医薬品の品目数と、うち新有効成分含有医薬品(いわゆる新薬)の数です。例年、40~50個前後の新薬が承認されています。

    さて、新薬と言っても既存薬と明らかに作用機序が異なって治療上の位置付けが異なるものから、既存薬と同一作用機序・位置付けのものまで様々です。「処方された新薬は類薬・既存薬と何が違うのか」「治療上の位置付けはどこなのか」「服薬指導は既存薬と同じで良いのか」「副作用に違いはあるのか」「処方意図は何なのか」など疑問に感じることや、患者さんから以前の薬との違いを聞かれて戸惑った経験も少なく
    ないと思います。また、「新薬の勉強は取っつきにくくて情報も少ないから少し苦手……」と思っている薬剤師もいらっしゃるのではないでしょうか。

    そんな中、私たち(木元貴祥、Key)は新薬の情報を少しでも分かりやすく効率的に理解してほしいという想いで、2017年からWEBサイト「新薬情報オンライン」を運営してきました。本書は、新薬情報オンラインで特に注目されていた30個の新薬をピックアップし、類薬との比較・使い分けが一目で分かるような比較表とともに、「服薬指導のポイント」など、より臨床の疑問解決に繋がる内容を加筆しました。同効薬に関する書籍は多数存在していますが、本書は“新薬”に特化した上で、薬局・ドラッグストア・病院・製薬メーカー・予備校講師といった幅広い職務経験を有する薬剤師が執筆しています。そのため、分かりやすさと情報の質を担保しながら、臨床における実践的な内容を学べるのが特徴です。1つの新薬について、薬物療法の基礎知識を最新のガイドラインなどから解説の上、作用機序、類薬との比較、処方鑑査のポイント、服薬指導のポイントを5~7ページでまとめました。各新薬の冒頭に設置しているQRコードを読み込んでいただくと、“オフライン”である紙面上から“オンライン”のWEBサイトに接続でき、最新の情報が確認可能です。また、ピックアップしきれなかった15個の新薬についても、各領域の最終項に簡潔にまとめています。

    本書では敢えて薬価の比較についてはあまり触れていません(一部、高額療養費制度の紹介はあります)。本来、治療を決定する上では、治療効果・安全性はもちろん、費用対効果も考慮する必要があります。しかし、本当の意味での最適な医療というのは、費用対効果の優劣だけで一律に決めるのではなく、医薬品の特徴を理解し、目の前の患者さんの状態や状況に合った適切な治療を選択することだと考えています。本書では薬価の影響を省くことで、純粋に医薬品としての比較を考察しているため、より薬剤師としての職能が発揮できる内容としました。ちなみに、薬価を決定している厚生労働省の中央社会保険医療協議会では、新薬の費用対効果評価も行っていて、結果次第では価格調整が入る仕組みになっています。

    昨今の薬剤師業務は対物から対人へシフトしつつあります。また、2024年から始まる医師の働き方改革によって、医師の業務の一部を薬剤師などの他職種にタスク・シフト/シェアしていくことが予想されています。それに伴い、薬剤師はより幅広く深い知識と多様な経験が求められています。臨床現場で本書をご活用いただくことで、新薬の理解促進とともに一歩踏み込んだ服薬指導、そして薬剤師の職能拡大に繋がることを切に願います。

    2023年12月
    木元貴祥、Key

    目次

    はじめに
    本書の使い方
    登場人物

    第1章 新薬情報の探し方

    第2章 注目の新薬
    中枢神経
    1.デエビゴ錠
    2.ラツーダ錠
    3.ジスバルカプセル
    4.アリドネパッチ
    5.タリージェ錠/OD錠
    6.レイボー錠
    7.エムガルティ皮下注オートインジェクター/シリンジ

    泌尿器
    8.ケレンディア錠
    9.ダーブロック錠

    循環器
    10.エンレスト錠
    11.サムタス点滴静注用

    代謝/内分泌
    12.ロケルマ懸濁用散分包
    13.ツイミーグ錠
    14.マンジャロ皮下注アテオス
    15.ウゴービ皮下注
    16.オスタバロ皮下注カートリッジ

    呼吸器
    17.テゼスパイア皮下注シリンジ/ペン
    18.リフヌア錠

    消化器
    19.カログラ錠

    感染症
    20.ゾコーバ錠

    免疫
    21.メトジェクト皮下注シリンジ

    感覚器
    22.モイゼルト軟膏
    23.ソーティクツ錠
    24.リットフーロカプセル
    25.アポハイドローション
    26.バビースモ硝子体内注射液

    血液
    27.オンデキサ静注用
    28.モノヴァー静注

    がん
    29.ニュベクオ錠
    30.エンハーツ点滴静注用

    あとがき
    索引
    プロフィール

    COLUMN さくっと理解!
    その他の注目新薬【中枢神経】
    その他の注目新薬【代謝/内分泌】
    その他の注目新薬【消化器】
    その他の注目新薬【感染症】
    その他の注目新薬【免疫】
    その他の注目新薬【感覚器】
    その他の注目新薬【がん】

    執筆者一覧

    ■編著
    木元貴祥 株式会社PASS MED
    Key   メディカルタックス

    ■著者
    鹿嶋直純 保険薬局薬剤師
    大田和季 病院薬剤師

    トピックス

    ■2024-02-02 記事紹介
    新薬情報オンラインのサイトにて、本書の紹介記事が掲載されています。『新薬情報オフライン』の特徴や使い方とともに、本書をオススメしたい薬剤師像などなど。ぜひご一読くださいませ。

    『新薬情報オフライン』はこんな薬剤師におススメ|評判・使い方は?

    本書は、疾患の基礎や作用機序、エビデンスや既存薬との違いを、イラストや表を交えながら新薬を分かりやすく学べる一冊としてまとめました! 本記事では『新薬情報オフライン』の特徴や使い方と共に、本書をおススメしたい薬剤師像について紹介していきます!