貧血に出会ったら やさしくわかる貧血の診かた

    定価 4,070円(本体 3,700円+税10%)
    編著萩原將太郎
    東京女子医科大学医学部血液内科学講師
    A5判・224頁
    ISBN978-4-7653-1826-6
    2020年04月 刊行
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    徳田安春先生ご推薦!その貧血、ちゃんと診ることができていますか?

    内容紹介

    日常診療で非常に頻度の高い疾患である「貧血」の、基礎知識から検査値の見方、鑑別診断手順、外来・病棟・在宅での対応とそのコツ、栄養管理・薬剤処方・マネジメントまでを、イラスト・図表を豊富に用いてわかりやすく解説しました。貧血診療を理解でき、様々な場面での診療のコツが身に付きます!

    序文

    はじめに

    貧血は、日常の診療で最も多く出会う疾患のひとつです。

    国民健康・栄養調査報告書によれば男性の9.3%、女性の14.3%が貧血であり、20歳から49歳までの女性の約40%が鉄欠乏状態にあります。

    私たちは、病院、クリニック、在宅診療、薬局など、あらゆる医療の場面で貧血の患者さんに遭遇します。

    貧血は様々な原因で起こるため、貧血の病態を理解して的確な診断に到達して治療を行うことは決して簡単ではないと思います。

    本書は、明日、貧血の患者さんに出会うかも知れない医師、看護師、薬剤師、栄養士、そして医学を志す学生のみなさんの手助けになることを目標に執筆しました。

    是非、お役立てください。

    執筆者代表
    萩原將太郎


    ●徳田安春先生ご推薦!

    わかりやすい図表、解説、実例集あり。病態生理から検査値のみかた、具体的な治療や処方の内容まで教えてくれる。貧血診療に強くなりたい医師、研修医、看護師、検査技師、医学生にお勧めの本。

    群星沖縄臨床研修センター
    徳田安春

    目次

    Part 1:貧血の診かた
    01 貧血とは何か?
    - 1 貧血ってなに?
    - 2 貧血患者の診察ポイント
    - 3 血算データの見かた
    - 4 貧血の分類
    02 小球性貧血の診かた
    - 1 小球性貧血の診察
    - 2 小球性貧血の鑑別診断
    - 3 小球性貧血の治療
    03 正球性貧血の診かた
    - 1 正球性貧血の診察
    - 2 正球性貧血の鑑別診断
    - 3 正球性貧血の治療
    04 大球性貧血の診かた
    - 1 大球性貧血の診察
    - 2 大球性貧血の鑑別診断
    - 3 大球性貧血の治療
    05 溶血性貧血の診かた
    - 1 溶血性貧血の診察
    - 2 溶血性貧血の鑑別診断
    - 3 溶血性貧血の治療

    Part 2:症例で学ぶ貧血診療のコツ
    01 外来で出会う貧血
    - 1 よくあるパターンに潜む危険
    - 2 専門医へ繋ぐべき貧血
    - 3 産婦人科と貧血
    02 病棟で出会う貧血
    - 1 徐々にHbが下がってきた理由
    - 2 薬剤性貧血
    03 在宅で出会う貧血
    - 1 一人暮らし 自宅で治す貧血
    - 2 フレイルと低栄養
    - 3 慢性疾患による貧血

    Part 3:貧血のマネジメント
    01 輸血のきほん
    - 1 輸血とは?
    - 2 輸血検査
    02 輸血の実際
    - 1 赤血球輸血の必要量
    - 2 輸血のガイドライン
    03 貧血の食事指導
    - 1 鉄欠乏性貧血
    - 2 ビタミンと貧血
    - 3 微量元素欠乏と貧血
    - 4 低栄養による貧血
    - 5 食事指導の実際
    04 貧血患者の薬剤マネジメント
    - 1 貧血の治療薬(EBMに基づく薬剤選択)
    - 2 薬物療法におけるモニタリング
    - 3 服薬指導
    05 貧血患者のQOL向上のために
    - 1 鉄欠乏性貧血のマネジメント(鉄剤の適正使用)
    - 2 腎性貧血のマネジメント
    - 3 がん化学療法における貧血のマネジメント
    - 4 高齢者に起きる貧血のマネジメント

    side memo
    鉄代謝のメカニズム
    網赤血球とは?
    フェリチンとは?
    造血不全のメカニズム
    網赤血球産生指数を使ってみよう!
    ヘプシジン
    ロンベルグ徴候
    大球性貧血では、なぜ血球が大きくなるのか?
    悪性貧血のメカニズム
    クームス試験とは?
    再生不良性貧血の重症度分類
    骨髄異形成症候群の診断と分類
    血球貪食症候群の診断
    栄養サポートチームについて
    高地トレーニングと鉄剤の過剰摂取
    関節リウマチとMTX
    MTX服用に伴う葉酸欠乏性貧血患者の服薬指導

    advanced memo
    ① 造血とは何か?
    ② 赤血球の働き
    ③ TIBC、UIBCとは?
    ④ 鉄芽球性貧血とは?
    ⑤ RDWを活用しよう!
    ⑥ 慢性疾患に伴う貧血のメカニズム
    ⑦ DNA合成におけるビタミンB12と葉酸の働き
    ⑧ なぜビタミンB12欠乏症で神経障害が起きるのか?
    ⑨ 自己免疫性溶血性貧血でのヘモグロビン代謝
    ⑩ 寒冷凝集素症のメカニズム
    ⑪ 発作性寒冷ヘモグロビン尿症のメカニズム
    ⑫ 発作性夜間血色素尿症のメカニズム
    ⑬ サラセミアのメカニズム
    ⑭ その他の先天性溶血性貧血について
    ⑮ ABO式血液型とは?
    ⑯ Rh血液型とは?
    ⑰ 不規則抗体とは?
    ⑱ 経口・経腸栄養法と静脈栄養
    ⑲ HIF-PH阻害剤とは?

    執筆者一覧

    ■編著
    萩原將太郎 東京女子医科大学医学部血液内科学講師

    ■著
    水主川純  東京女子医科大学医学部産婦人科准教授
    森清    東大和ホームケアクリニック院長
    土屋勇人  国立がん研究センター中央病院栄養管理室長
    小室雅人  国立国際医療研究センター薬剤部

    トピックス