症例でたどる 頭部MRI・CT 時間経過で画像はこう変わる

    定価 5,060円(本体 4,600円+税10%)
    縄田昌浩
    社会医療法人寿会富永病院放射線科副部長
    B5判・220頁
    ISBN978-4-7653-1771-9
    2018年12月 刊行
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    内容紹介

    脳血管障害や頭部外傷等ではMRI・CT画像は、時々刻々と変化する。
    本書は急性期から慢性期、緩解再燃など変わりゆく画像を実症例を提示し、わかりやすく解説する。

    序文

    二十数年前,放射線科の駆け出しの研修医であった私は,九州の救急病院をローテイトしました。
    その病院では,先進的な取り組みとして、領域ごとに,診療科を越えてセンター方式の運用がされており,脳神経救急センターに配属された私は,搬入されてくる外傷や脳卒中患者を診察し,蘇生し,治療し,リハビリ指示から退院まで主治医として携わり,放射線科医ではできない,貴重な経験をすることができました.

    歩行していた外傷患者が1時間後に3ケタの意識障害となって緊急手術をしたり,血管内治療は成功しても,その後に起きる数々の病態との闘いをするなかで,画像も時々刻々と変化することを身をもって経験しましたが,残念ながら,時間経過の視点でまとめられた画像の参考書はありませんでした.

    時間経過とともに変化する画像を,自らの経験をもとに多くの先生方に知っていていただきたい思いが,今回の出版の原点です.
    MRI装置が臨床に供用されて,まもなく40年となり,今日では完成度の高い書籍が多数出版されていますので,画像診断の基本は,それら成書をご参考いただきたいと思います.

    本書は,画像の変化に注力した内容となっています.
    画像診断の成書を補完する形で,ご参照いただき,先生方の診療のお役立てば幸いです.

    目次

    Ⅰ脳血管障害
    1.出血性脳卒中と関連疾患
    くも膜下出血
    遅発性脳血管攣縮
    コイルコンパクション
    脳動脈瘤増大
    脳出血MRIの信号変化
    脳出血CTの変化
    2.虚血性脳卒中と関連疾患
    脳梗塞
    自然再開通
    Early CT signと経過
    FLAIRの信号変化
    出血性梗塞
    Fogging effect
    出血性梗塞とFogging effect
    皮質層状壊死
    ワーラー変性
    交差性小脳萎縮
    3.その他の脳血管障害
    脳静脈洞血栓症
    脳動脈解離
    もやもや病(ウイリス動脈輪閉塞症)
    Ⅱ 脱髄・変性
    多発性硬化症
    Wernicke脳症
    亜急性連合性脊髄変性症
    Ⅲ 外傷
    急性硬膜外血腫
    急性硬膜下血腫
    脳挫傷
    脳脂肪塞栓症
    脳脊髄液漏出症
    Ⅳ 腫瘍・その他
    海綿状血管腫
    脳腫瘍増大
    脳腫瘍縮小
    ガンマナイフ治療
    下垂体卒中
    けいれん発作後の拡散強調画像
    一過性全健忘
    可逆性脳血管攣縮症候群
    特発性正常圧水頭症
    サイホン現象
    脳表ヘモジデリン沈着

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