PT・OT・ST イラスト・図解でまるわかり! 「こんなことも知らないの?」と言われないための リハビリの基本のキホン

    定価 3,080円(本体 2,800円+税10%)
    監修飯山準一
    熊本保健科学大学保健科学部リハビリテーション学科理学療法学専攻教授
    B5判・189頁
    ISBN978-4-7653-1787-0
    2019年06月 刊行
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    PT・OT・STを目指す学生や新人セラピストの皆さん!リハスタッフとして必ず現場で求められる基本的な患者対応の知識と技術をこの1冊で習得しませんか?

    内容紹介

    最近、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を目指す学生や経験の浅いセラピストの基本的な生命予後に関する対応方法や患者さんの生活に関する介助技術が問題になっている。実際に現場で指摘される点は「基本的なバイタルの意味、測定方法を理解していない」「職種によって移乗、移動の介助方法が違う」「簡単なコミュニケーションテストの意味やその方法がわかっていない」など多岐にわたっている。  そこで、各職種で共通する必要とされる知識の「基本の基本」を理解し、技術が習得できることを目指し、本書を作成した。職種ごとの専門知識を学ぶ前に、まず「医療人」として身に付けるべき知識を習得しよう。

    序文

    本書の目的は,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士などを目指している学生や現在すでに病院や施設でリハビリテーションに関わっている経験の少ないセラピストが,援助対象者のADLをサポートするための基本的な知識と技術を習得してもらうことにあります.

    ちなみにADLとは,「Activity of Daily Living」の略で,私たちがごく当たり前に行っている日常生活動作のことです.具体的には,食事,トイレ,入浴,洗顔,着替え,歩行など日常生活を送る上で,必要とされる様々な身の回りの動作のことです.例えば,片麻痺の方がベッドからトイレへ行って部屋に帰ってくることで考えてみます.

    その際,必要な行動を順に並べると,①寝返る,②手で支えながら起き上がる,③ベッド上に座る,④立ち上がる,⑤歩いてトイレまで行く,⑥ズボンや下着を下ろす,⑦排泄を行う,⑧ズボンや下着を上げる,⑨ベッドに戻ってくる,以上,トイレに行くだけでも,これだけ多くの動きが想定されます.そして,時にはそれぞれの動きのサポートが必要となります.

    今回の著書では学生や経験の少ないセラピストが上記のような状況でどのように対象者をサポートすればよいか,理解しやすいようにイラストを多用し,ADLに関連する様々な状況を想定し,具体的な対応方法を時系列に解説しました.また,基本的には見開きページで項目を完結させるような作りにしています.まずはそれぞれの項目毎にイラストを参考にイメージしていただき,その後,学生同士やセラピスト同士で実体験していただけるとより理解が深まると思います.

    加えて,看護師によるバイタルサインの見方,観察や測定の仕方も解説しています.対象者をサポートしている時にも,対象者の体調の変化が起こる可能性があります.その際の対処法として,今回のバイタルサインに関する知識,観察や測定の仕方を習得し役立てていただきたいと思います.

    最後にこの書がセラピストを目指す学生や経験の浅いセラピストの皆さんに大いに役に立つことを願っています.

    監修,執筆者一同より

    目次

    A かかわり方に対する提言
    Ⅰ:すべての職種からの提言
    1.安心をもたらす態度
    2.注意をすべき態度

    B 各職種からの提言
    Ⅰ:看護師からの提言
    1.バイタルサイン
    (1)血圧
    (2)脈拍
    (3)呼吸
    (4)体温
    (5)意識
    2.感染防止

    Ⅱ:理学療法士からの提言
    1.姿勢保持場面
    (1)背臥位
    (2)ギャッジアップ位
    (3)車いす座位
    2.起居場面
    (1)寝返り(背臥位~側臥位)
    (2)起き上がり動作
    (3-a)座位からの立ち上がり動作
    (3-b)床からの立ち上がり動作
    3.移乗場面
    (1)車いす・ベッド間の移乗
    (2)車いす・トイレ間の移乗
    (3)車いす・乗用車間の移乗
    4.移動場面
    (1)装具装着
    (2-a)平地の歩行移動
    (2-b)坂道の歩行移動
    (2-c)階段の歩行移動
    (3-a)平地の車いす移動
    (3-b)坂道の車いす移動
    (3-c)段差の車いす移動

    Ⅲ:作業療法士からの提言
    1.更衣場面
    (1-a)上衣:前開きシャツ
    (1-b)上衣:かぶりシャツ
    (2)下衣
    (3)靴
    (4)靴下
    2.排泄場面
    (1)トイレ
    (2)ポータブルトイレ
    (3)尿器
    (4)おむつ
    3.入浴場面
    (1)洗体
    (2)浴槽
    4.整容場面
    (1)歯磨き
    (2)義歯
    (3)爪切り
    (4)髭剃り
    (5)整髪

    Ⅳ:言語聴覚士からの提言
    1.食事場面
    (1)姿勢
    (2)介助
    (3)食形態
    2.コミュニケーション場面
    (1)理解
    (2)表出

    執筆者一覧

    久保高明  熊本保健科学大学保健科学部リハビリテーション学科理学療法学専攻
    中原和美  熊本保健科学大学保健科学部リハビリテーション学科理学療法学専攻
    吉田真理子 熊本保健科学大学保健科学部リハビリテーション学科生活機能療法学専攻
    爲近岳夫  熊本保健科学大学保健科学部リハビリテーション学科生活機能療法学専攻
    大塚裕一  熊本保健科学大学保健科学部リハビリテーション学科言語聴覚学専攻
    宮本恵美  熊本保健科学大学保健科学部リハビリテーション学科言語聴覚学専攻
    戸渡洋子  熊本保健科学大学保健科学部看護学科
    高島 利  熊本保健科学大学保健科学部看護学科
    木村伊津子 熊本保健科学大学客員教授
    加藤麻未  熊本保健科学大学言語聴覚学専攻4年生(イラスト担当)
    野尻奈央  熊本保健科学大学言語聴覚学専攻4年生(イラスト担当)

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