症例から考える高血圧の診かた
-二次性高血圧を見逃さないために-

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定価 7,260円(本体 6,600円+税10%)
編著後藤敏和
山形県立中央病院副院長
B5判・300頁
ISBN978-4-7653-1541-8
2012年09月 刊行
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目の前の患者をどう診療していくか、血圧の評価や臓器障害の把握、さらに二次性高血圧のスクリーニング法を、示唆に富んだ症例を読みながら理解できるような構成で解説

内容紹介

医療機器の進歩によってCTの空間分解能が向上し、副腎腫瘍の有無や腎動脈狭窄の診断に有力な手段となってきている。これら画像診断を有効に使い、二次性高血圧症を簡便かつ見逃すことなくスクリーニングする方法を、豊富な症例を提示しつつまとめた。

序文

目次

1章 血圧の正しい測定法と正当な評価
1.血圧計
2.測定法
3.血圧分類(正常血圧・高血圧の定義)
研究1 開業医からみた24時間自由行動下血圧測定(ABPM)の有用性
研究2 サージ型早朝高血圧と臓器障害
2章 臓器障害の評価
1.眼底
2.心臓
3.腎臓
4.動脈病変
3章 二次性高血圧症スクリーニング
1.二次性高血圧症の原因と頻度
2.特に二次性高血圧症を疑わせる症例
3.二次性高血圧症(各論)
A.腎血管性高血圧症
トピックス1 カプトリル負荷試験
トピックス2 腎動脈エコー
B.褐色細胞腫
C.原発性アルドステロン症
D.クッシング症候群
E.サブクリニカルクッシング症候群
4章 診察の実際
1.問診〔自覚症/既往歴/家族歴/嗜好/生活パターン〕
2.現症(身体所見)〔脈/咽頭・甲状腺/聴診/血圧測定(座位)/仰臥位での診察/立位での血圧測定〕
3.一般検査(初診時)〔臓器障害/二次性高血圧症スクリーニング/投薬のための検査〕
4.高血圧と確定診断してからするべき検査〔形態(機能)的検査/内分泌学的検査/その他の検査/核医学を用いた機能的検査〕
5.確定診断のための検査
レクチャー 二次性高血圧に対する画像診断
トピックス1 副腎偶発腫に対するアプローチ
トピックス2 レニン・アルドステロンの分泌調節機序および降圧薬の影響
トピックス3 起立性血圧変動
5章 症例
6章 二次性高血圧を見逃さないためのスクリーニング法
1.二次性高血圧症を疑わせる所見
2.二次性高血圧症の診断
3.検査
付録 ホルモン検査での留意点

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