補完・代替医療

プロバイオティクス

    定価 1,980円(本体 1,800円+税10%)
    辨野義己
    理化学研究所 辨野特別研究室
    A5判・106頁
    ISBN978-4-7653-1441-1
    2010年07月 刊行
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    内容紹介

    1991年に特定保健用食品制度が発足し、多くの乳酸菌飲料やヨーグルトがおなかの調子を整える食品として商品化されるようになった。近年さらに研究が進み、プロバイオティクスの効用は整腸作用だけでなく、発がんリスクやアレルギー、高血圧症にも低減効果があることが示唆されるようになってきている。
    本書はプロバイオティクスの基礎・研究成果を簡潔にまとめたものである。乳糖不耐症軽減、ロタウイルス性下痢症の改善など、プロバイオティクスの保健効果について科学的に考察している。そのほか、アトピー性皮膚炎やコレステロール、ピロリ菌など、さまざまな要因を低減する可能性を指摘している。腸年齢の老化が肌年齢、脳年齢の老化につながるといった著者自身の研究についても詳述し、予防医学の未来を担うプロバイオティクスの今後の研究の方向性を示す一冊といえる。

    序文

    目次

    1章 特定保健用食品制度の創設
    食生活の欧米化/特定保健用食品制度の創設/乳酸菌・Bifidobacteriumの有効性/特定保健用食品の今後の方向
    2章 現在世界で最も注目されている微生物
    乳酸菌・発酵食品とその歴史/乳酸菌飲料やヨーグルト/乳酸菌・発酵食品の保健効果
    3章 プロバイオティクスとは
    プロバイオティクスの定義/予防医学の最前線―プロバイオティクス研究の進展/機能性食品の働きとは―病気の予防との関係―/プロバイオティクスの効果とは/科学的な証明がされた保健効果/乳酸菌・Bifidobacteriumの力を発揮させるための条件/プロバイオティクスに求められる厳しい安全性/生きたまま大腸にまで到達できる乳酸菌/腸内Bifidobacteriumや乳酸菌を増加
    4章 老化する腸内環境
    老化する腸年齢―腸年齢チェック―/みた目の若さは「腸年齢」で決まる/急増中の大腸の病気/増える便秘の危険性/腸年齢老化の原因―高タンパク質・高脂質・低食物繊維の現代食
    5章 プロバイオティクス研究を支える腸内常在菌の働き
    培養を介さない手法による腸内常在菌の解明/菌種特異的プライマーによる腸内常在菌の解析/一人ひとりの細菌パターンの検索法―腸内常在菌プロファイル―/腸内常在菌学から腸内環境学へ/環境によって変わる腸内常在菌/腸内常在菌解析を用いた新しい健康診断法確立
    6章 新世代型プロバイオティクスの研究開発
    発がんリスクの軽減/アレルギーの低減/血圧降下作用/コレステロールの低減/腸内環境コントロール効果/ピロリ菌の抑制/歯周病の予防/骨粗鬆症の予防/老人性認知症の防止/プロバイオティクス機能研究の未来に向けて

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