改 大圃組はやっている!! 消化器内視鏡の機器・器具・デバイスはこう使え!
無敵の機器マニュアル、待望の改訂!
内容紹介
最新の内視鏡システム・器具・デバイスに対応! 内視鏡技師から内視鏡室配属の看護師、そして若手の内視鏡医まで、内視鏡室に携わるスタッフに絶大の支持を得た最強の機器マニュアルが、待望の改訂です。
カリスマ内視鏡医率いる「大圃組」が機器・器具・デバイスの使い方を親切丁寧に教えます。基本操作から使いこなすためのヒント・コツ・裏技まで、700点におよぶ写真・図表を駆使して、視覚的に解説しました。1版と同じく、各種デバイスのスペック表などを収録したポケットサイズのお役立ち冊子も付いています!
序文
改訂の序
みなさんこんにちは。まぁまぁそれなりの内視鏡医、大圃です。
内視鏡の手技って、日々進化してますよね。どんどん機器はバージョンアップするし、「あれ、こんな機能ついてたっけ?」とか「いつの間にか設定項目が増えてる…」みたいなこと、しょっちゅう起きます。
それなのに、マニュアル本だけずっと昔のまま、っておかしくないですか?
ということで、2017年に出したこの“白本”(今回は黒本)を、機器の進化に追いつくべく、大幅にアップデートしました。改訂版と言いつつ、内容的にはもう“ほぼ新刊”。というか、前のやつと中身がかなり違うので、これを「持ってるから買わなくていいや」って思った方、ちょっと待ってください。たぶん、だいぶ変わってます。いや、かなり変わってます。たぶんほとんど全部変わってます(言い切った)。
だって、10年近くバージョンが変わってない医療機器なんて、今やほとんどありませんよね? なのにマニュアルだけ初版のまま、ってどう考えてもアンバランス。
説明書が読みにくいとか、トラブル時に結局「誰かに聞くしかない」みたいな状況、僕らも痛いほどわかります(いや、僕はうちの技師さんに聞けばマニュアル以上が返ってくるので気持ちわかってないか……)。
だからこそ、今回も大圃組の内視鏡技師・臨床工学技士“飛車・角コンビ”が中心となって、徹底的に現場目線で、わかりやすく、でもちゃんと詳しく、作り直してくれました。
この白本(今回は黒本)、僕の出してる内視鏡関連書籍の中でもちょっと異色ですが、大圃組書籍シリーズのラインナップの一角をしっかり担う、大事な一冊だと思ってます。
ページを開けば、「なるほど!」と思うところもあれば、「あー、それそれ」とうなずきたくなるところもあるはず。
そんなふうに、ちょっと気軽に、でもしっかり役立つ、そんな存在として改めて使ってもらえたら嬉しいです。
2025年9月
大圃研
目次
1章 はじめに覚えるべき基礎知識
1 内視鏡システム
2 内視鏡の名称・構造
3 撮像方式の種類と原理
4 内視鏡システムのセッティング
2章 内視鏡周辺機器
1 画面モニタ
2 内視鏡システム
3 内視鏡用送水ポンプ
4 炭酸ガス送気装置
3章 電子スコープ
1 上部/下部/処置用スコープ
2 十二指腸用スコープ
3 超音波内視鏡
4 カプセル内視鏡
5 バルーン内視鏡
6 保守管理
4章 高周波装置
1 高周波装置の基礎知識
2 ERBEの高周波装置
3 オリンパスの高周波装置
4 コンメドの高周波装置
5 APC
5章 処置具・デバイス
A 検査・診断等で用いられるデバイス
1 生検鉗子
2 マウスピース
3 散布チューブ
4 NTチューブ
5 先端フード
6 オーバーチューブ
B 止血術で用いられるデバイス
1 回転クリップ装置
2 高周波止血処置具
3 留置スネア
4 静脈瘤結紮用Oリング
5 ピュアスタット
C ESD・EMRで用いられるデバイス
1 局注針
2 高周波ナイフ
3 高周波スネア
4 回収デバイス
5 トラクションデバイス
D ERCPで用いられるデバイス
1 ガイドワイヤー
2 造影カテーテル
3 乳頭切開処置用デバイス
4 乳頭拡張バルーン
5 EBDステント
6 ENBDチューブ
7 採石処置具
8 砕石バスケット
9 細胞診ブラシ
10 EUS-FNA/FNB針
11 ERCPガイドシース
E 拡張術で用いられるデバイス
1 拡張バルーン
2 メタリックステント
3 イレウスチューブ
4 ダイレーター
F PEGで用いられるデバイス
1 造設キット
2 胃瘻カテーテル
6章 内視鏡・処置具の洗浄と消毒
1 内視鏡の洗浄・消毒
2 自動洗浄・消毒機の種類
3 処置具の洗浄・消毒





