完全鏡視下肺葉切除術

右下葉切除術

  • 品切・未定
定価 15,400円(本体 14,000円+税10%)
編集宮本好博
国立病院機構姫路医療センター呼吸器センター外科
A4判
ISBN978-4-7653-1445-9
2010年08月 刊行
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内容紹介

既巻(右上切、左上切)をご覧になられた方は、術野展開や手術の進め方に関して大体のイメージをつかんでいただけたと思います.特に、術野展開の良し悪しは手術の効率と精度、安全性に直接関わるもので、最も重要な要素と言えるでしょう.われわれの手術では、主操作のための術者の右手を除いて、残りの3本の手がこの術野作りに専念しているといっても過言ではありません.このうちの一本の手が休んだり協調しなくなると、手術のいわゆる「切れ」は格段に悪くなります.

第1巻の右上切ではNo. 2症例がVATSとして難し過ぎるというご意見を頂きました.そこで、第3巻(右下切)、第4巻(左下切)では、No. 1症例はあまり易し過ぎず標準的なもの、No. 2症例は難易度は高くないものの術野展開などにおいてNo. 1症例とはいくらか見どころの異なる症例を選択しました.ビデオを見るに当たって、術野にはほとんど登場しませんが手術の基本的な作業空間を作り出す助手の肺鉗子(左手)、操作部位の展開を助ける助手の把持鉗子(右手)、操作部位の繊細な展開はもとより様々な役目を間断なく果たす術者の左手の吸引嘴管などに注目していただければ有益ではないかと思います.

No. 1には解説のための音声が、No. 2には手術ビデオを見ながら術者と助手がディスカッションしている音声が入っています.(DVDはじめにより)

序文

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