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小児脳神経外科学 改訂2版
       

編集
山崎麻美(社会医療法人愛仁会高槻病院副院長)
坂本博昭(大阪市立総合医療センター小児脳神経外科教育顧問/大阪市立大学大学院医学研究科脳神経外科特任教授)
A5変型判・1095頁
定価(本体24,000円+税)
ISBN978-4-7653-1648-4


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 小児脳神経外科は小児を対象とした脳神経外科の診療・研究に止まらず,子どもや家族との関わり合い,他の医療分野や地域社会との連携が特に必要な専門科目である.小児脳神経外科医は,障害を抱えたこどもの長い生涯を見守り,こどもの充実した人生を支援する家庭医の役割も担う.
  これらの支援は関連診療部門や地域社会の協力なしには成り立たず,連携の柱となる小児脳神経外科医の役割は大きい.
  本書は病態,治療,予後,患者家族との関わり等,幅広く解説しており,脳神経外科,小児科等広く臨床・研究に携わる医療者の指針となる1冊.また,新たな執筆陣を迎え,この分野のスタンダードとして,さらに精度を高めた.


1章 総合的評価法  (南 宏尚)
§1 病歴 
§2 現症・理学的所見 
§3 神経学的検査

2章 検 査 
T.一般検査 (南 宏尚) 
§1 血液検査 
§2 髄液検査 
§3 細菌検査 
U.神経放射線学的検査
§1 X線被曝と安全性 (宇都宮英綱)
§2 頭蓋単純X線 (宇都宮英綱)
§3 CT (宇都宮英綱)
§4 MRI (宇都宮英綱)
§5 脊椎・脊髄の発達 (宇都宮英綱) 
§6 RI (松田博史)
§7 PET (露口尚弘)
V.超音波検査 (夫 律子)
W.生理学的検査
§1 頭蓋内・頭蓋頚椎移行部・脊髄病変に対する術中神経生理学的手技 (師田信人)
§2 腰仙部脊髄病変に対する神経生理学的手技
  (師田信人)
§3 脳磁図(MEG) (服部英司)

3章 患者・家族への説明 
§1 インフォームド・コンセント (坂本博昭)
§2 遺伝カウンセリング (富和清隆)

4章 治 療
§1 周術期管理 (新井 一)
§2 手術治療 (1〜3:新井 一,4:師田信人)
§3 血管内治療 (小宮山雅樹)
§4 神経内視鏡治療 (宮嶋雅一)

5章 先天性疾患
§1 二分頭蓋・脳瘤 (山崎麻美)
§2 二分脊椎 (坂本博昭)
§3 大脳の先天性疾患 (山崎麻美)
§4 菱脳の先天性疾患
  (1:坂本博昭,2〜3:山崎麻美)
§5 くも膜嚢胞・頭蓋内嚢胞性疾患 (吉岡 進)
§6 頭蓋骨縫合早期癒合症 (坂本博昭)
§7 脊髄空洞症 (坂本博昭/松阪康弘)
§8 先天性脊椎疾患 (坂本博昭/山縣 徹)
§9 神経皮膚症候群 (山崎麻美)
§10 脳腫瘍を合併しやすい遺伝性疾患
(山崎麻美) 
§11 頭皮・頭蓋病変 (山崎麻美)

6章 水頭症 (山崎麻美)
§1 定義
§2 髄液の産生・循環・吸収
§3 分類
§4 疫学
§5 症状
§6 診断と検査
§7 治療の適応
§8 治療法
§9 脳室腹腔シャント術(VPシャント術)
  [Side Memo]VAシャント(脳室心房シャント術) (横田 晃/山崎麻美)
§10 長期管理
§11 予後
§12 特殊な病態
§13 水頭症と鑑別すべき疾患

7章 腫 瘍
T.総論
§1 小児脳腫瘍とは (松谷雅生)
§2 遺伝子レベルからみた小児脳腫瘍の分類・予後因子 (金村米博) 
§3 手術療法 
  1.はじめに (松谷雅生)
  2.大脳半球腫瘍(大脳深部を含む)(石橋謙一/坂本博昭)
  3.側脳室腫瘍 (坂本博昭)
  4.第三脳室前半部腫瘍 (白根礼造)
  5.トルコ鞍内腫瘍 (石橋謙一)
  6.松果体部腫瘍 (師田信人/荻原英樹)
  7.小脳・第四脳室腫瘍 (坂本博昭)
  8.脳幹部腫瘍 (師田信人/荻原英樹)
§4 放射線治療 (副島俊典) 
[ガンマナイフ治療] (岩井謙育)
§5 化学療法 (原 純一) 
§6 その他の新たな治療法 (原 純一) 
§7 患者・家族への説明 (松谷雅生) 

U.各論
§1 大脳半球腫瘍 (松谷雅生)
§2 側脳室腫瘍 (松谷雅生)
   [Side Memo]コロイド嚢胞 (坂本博昭)
§3 視神経・間脳・第三脳室腫瘍 (松谷雅生)
§4 松果体部腫瘍 (松谷雅生)
§5 小脳・第四脳室腫瘍  (松谷雅生)  
§6 脳幹グリオーマ  (松谷雅生) 
§7 新生児・乳児期の脳腫瘍(長嶋達也/長嶋宏明) 
§8 頭蓋骨・眼窩内腫瘍および類縁疾患(伊達裕昭)
§9 脊髄腫瘍 (坂本博昭/松阪康弘)

8章 外 傷  (西本 博)
§1 小児頭部外傷の特徴
§2 小児頭部外傷の初期治療 
§3 軽症頭部外傷
§4 頭蓋骨骨折
§5 急性硬膜外血腫
§6 急性硬膜下血腫
§7 慢性硬膜下血腫と硬膜下液体貯留
§8 脳実質損傷
§9 原因別の頭部外傷
§10 脊椎・脊髄損傷
§11 末梢神経損傷 

9章 機能脳神経外科 
§1 てんかん (高橋幸利/束本和紀) 
§2 てんかん外科 (大槻泰介) 
§3 痙縮の外科治療 (師田信人)

10章 感染症 (長坂昌登)
§1 細菌性髄膜炎
§2 脳膿瘍
§3 硬膜下膿瘍

11章 血管障害
§1 総論 (小宮山雅樹) 
§2 脳動静脈奇形(AVM) (黒田敏/柏崎大奈) 
  [脳動静脈奇形のガンマナイフ治療] (岩井謙育)
§3 静脈奇形 (黒田 敏/柏崎大奈) 
§4 海綿状血管腫 (黒田 敏/秋岡直樹) 
§5 脳動脈瘤 (黒田 敏/秋岡直樹) 
§6 出血性素因による頭蓋内出血 (埜中正博)
§7 もやもや病 (白根礼造)
§8 もやもや病以外の閉塞性血管障害(埜中正博)
§9 静脈洞血栓症 (埜中正博)

12章 脳神経外科医が知っておくべき各領域の知識 
§1 神経系の発生 (石 龍徳) 
§2 新生児領域 (南 宏尚) 
§3 小児神経内科領域 (松石豊次郎)
§4 内分泌領域 (依藤 亨) 
§5 形成外科領域 (今井啓介)
§6 整形外科・リハビリテーション領域(北野元裕)
§7 排尿・排便管理(1:百瀬 均,2:西島栄治/鎌田直子)
§8 眼科領域 (横山 連)
§9 耳鼻科領域 (中野友明)
§10 小児緩和ケア (多田羅竜平) 
§11 退院支援と在宅医療 (松井 潔) 
§12 小児の脳死―現状と課題(横田裕行/荒木 尚)