薬のデギュスタシオン カバー


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●TOPICS(本書の紹介記事など、順不同)

岩田健太郎先生「薬のデギュスタシオン」、できました。 - 楽園はこちら側

青島周一先生 差異の薬学〜薬のデギュスタシオン〜 - 思想的、疫学的、医療 ...

倉原 優先生 本の紹介:薬のデギュスタシオン

岸田直樹先生 ツイッター

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 医薬品の価値は「他者との比較」によってなされるものである.単に,ある医薬品の効能や副作用を勉強するだけでなく,その薬が他との相対的な関係からどのような位置にあるというそのポジショニングが重要である.そのことがわかって初めてAとBとCの薬の使い分けができるのである,と編者は説いている.製薬メーカーから進められた1つの薬を漫然とお気に入りにするのではなく,なぜBでもなく,CでもなくAが良いのかきちんと整理して使えてこそAという薬を十分に理解できるのである.本書では「あれ」のみを単独で学ぶのではなく,「あれ」と「これ」の違いを臨床的に吟味し,どのように使い分け,あるいは差別化するのか比較検討している.大事なことは「臨床的に意味のある違い」であり,些細な構造式の違いや臨床的にはどうでもよい薬理学上の属性には拘泥していない.あくまで現場で役に立つ差別化が本書の目的である.本書を読んで,薬の使用者たる医師や看護士,薬剤師さん達に医薬品の正しい選び方を学んでもらいたい.すべての医療従事者にお薦めのユニークな書である.
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はじめに

 医薬品の価値は「他者との比較」によってなされる。単にある医薬品の効能や副作用を勉強するだけではだめで,その薬が他との相対的な関係からどの位置にいるか,そのポジショニングが重要になる。それが分からなければAという薬とBという薬の使い分けはできない。

 典型例はスルペラゾン(セフォペラゾン・スルバクタム)である。しばしば「胆汁移行性がよい」という理由で胆管炎に用いられるセフェム系抗菌薬がスルペラゾンだ。確かに,セフォペラゾンは胆汁に濃縮されやすい。しかし・・・

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  1. 先発医薬品と後発医薬品の比較(金城紀与史)
  2. 風邪に対する総合感冒薬,解熱鎮痛薬,葛根湯,うがい薬の比較(青島周一)
  3. タミフルとリレンザとイナビルとラピアクタの比較(佐藤直行)
  4. 季節性アレルギー性鼻炎への抗ヒスタミン薬,抗ロイコトリエン薬,鼻噴霧ステロイド薬の比較(青島周一)
  5. 抗アレルギー薬の比較(鎌田一宏・徳田安春)
  6. アレグラとアレロックとクラリチンとジルテックとポララミンの比較(岩本修一・横林賢一)
  7. フロモックスとメイアクトとバナンとセフゾンとトミロンの比較(と次いでにケフレックスについて)(岩田健太郎)
  8. シプロキサンとクラビットとジェニナックとアベロックスの比較(岸田直樹)
  9. マクロライド系抗菌薬,キノロン系抗菌薬の重篤な有害事象(青島周一)
  10. バンコマイシンとテイコプラニンとダプトマイシンとリネゾリドとクリンダマイシンとST合剤とその他の比較(山本舜悟)
  11. 急性腰痛に対するアセトアミノフェン(大野 智)
  12. カロナール(アセトアミノフェン),トラムセット(トラマドール/アセトアミノフェン),ロキソニン(ロキソプロフェン),ペンタジン/ソセゴン(ペンタゾシン)の比較(山田康博・尾藤誠司)
  13. アセトアミノフェンとNSAIDsとコルヒチンの比較(笹木 晋・徳田安春)
  14. NSAIDsの消化器系および心血管系有害事象の比較(青島周一)
  15. 片頭痛予防薬の比較(本村和久)
  16. ムコダインとムコソルバンとビソルボンとスペリアの比較(倉原 優)
  17. 鎮咳剤の比較(福士元春)
  18. 気管支喘息治療:吸入ステロイド薬,合剤吸入薬,テオフィリン,ロイコトリエン拮抗薬の比較(倉原 優)
  19. オルベスコとパルミコートとフルタイドとキュバールとアズマネックスの比較(倉原 優)
  20. COPD治療:吸入抗コリン薬,吸入長時間作用性β2刺激薬,合剤吸入薬,テオフィリンの比較(倉原 優)
  21. スピリーバレスピマットとスピリーバカプセルの死亡リスクの比較(青島周一)
  22. タケプロンとガスターとアルサルミンとサイトテックとムコスタの比較(佐藤直行)
  23. オピオイド導入後の便秘対策(大野 智)
  24. マグラックスとラクツロースとプルゼニドとラキソベロンの比較(佐藤直行)
  25. 整腸剤とヨーグルト(森川日出男・尾藤誠司)
  26. 止痢剤の比較(福士元春)
  27. ACE阻害薬とARBの血管浮腫リスクの比較(青島周一)
  28. アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE)とアンジオテンシン受容体拮抗約(ARB)の比較(名郷直樹)
  29. スタチンと糖尿病発症リスクの比較(青島周一)
  30. 糖尿病治療の経口薬の比較:ビグアナイド薬,スルホニル尿素薬,グリニド系薬,α-グルコシダーゼ阻害薬,DPP-4阻害薬,チアゾリジン薬,SGLT2阻害薬(能登 洋)
  31. 各種インスリン療法の比較(岩岡秀明)
  32. DPP-4阻害薬の比較:ジャヌビア/グラクティブ,エクア,ネシーナ,トラゼンタ,テネリア,スイニー,オングリザ,ザファテック(能登 洋)
  33. メトグルコとアクトスの比較(名郷直樹)
  34. 普通の経腸栄養剤と病態別経腸栄養剤と免疫賦活系経腸栄養剤の比較(尾藤誠司・赤木祐貴)
  35. ビスフォスフォネートとPTH製剤とRANKL製剤の比較(金城光代)
  36. 禁煙補助薬の比較:ニコチンガム,ニコチンパッチ,バレニクリン(青島周一)
  37. スローケーとグルコン酸KとK.C.L.エリキシルの比較(佐藤直行)
  38. 終末期患者の不眠に対する睡眠薬の経静脈投与:ロヒプノールとドルミカムの比較(森田達也)
  39. 三環系抗うつ薬と四環系抗うつ薬とSSRIとSNRIの比較(林 哲朗・尾藤誠司)
  40. SSRIとSNRIとNaSSAの比較(宮内倫也)
  41. ベンゾジアゼピン系抗不安薬の比較(宮内倫也)
  42. 統合失調症治療における定型抗精神病薬と非定型抗精神病薬(宮内倫也)
  43. がん患者におけるせん妄治療:抗精神病薬の選択(大野 智)
  44. がん疼痛のベースライン鎮痛に使用するオピオイドの比較:オキシコドンとフェンタニル貼付剤とモルヒネ(森田達也)
  45. がん疼痛のレスキュー薬として使用するオピオイドの比較:オキシコドンとモルヒネとフェンタニル口腔粘膜吸収薬(森田達也)
  46. がん疼痛に対する経口の鎮痛補助薬の比較:リリカとトリプタノールとサインバルタとテグレトールとメキシチールと経口ケタミン(森田達也)
  47. がん疼痛に対する非経口の鎮痛補助薬の比較:ケタミンとキシロカイン(森田達也)
  48. 終末期患者の死前喘鳴(デスラットル)に対する抗コリン薬の比較:ハイスコとブスコパンとアトロピン(森田達也)
  49. オピオイド導入時の嘔気対策(大野 智)
  50. バセドウ病治療法の比較:抗甲状腺薬,無機ヨード療法,131I内用療法,手術療法(岩岡秀明)
  51. メファキンとマラロンとビブラマイシンの比較(岩本修一・横林賢一)
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診断のゲシュタルトとデギュスタシオン
診断のゲシュタルトとデギュスタシオン
定価(本体 3,200円+税)
[編集]岩田健太郎

本書,「診断のゲシュタルトとデギュスタシオン」をかなりの自信を持ってお送りします。診療現場で役に立つことはまず間違いありません。ぼくがこんなに自信満々で「はじめに」を書くことはまず皆無でして,ぼくにとっても,これはかなり稀有な経験です・・・「はじめに」より


診断のゲシュタルトとデギュスタシオン2
診断のゲシュタルトとデギュスタシオン 2
定価(本体 3,300円+税)
[編集]岩田健太郎

診断のゲシュタルトとデギュスタシオン(以下,「ゲシュタルト」と略す)」の第二弾をお届けします。今回も非常によい本になったと思います。前回,「ゲシュタルト1」を出したときに「単一著者の本ではない」というご批判をいただきました。確かに,単一著者の書物には一貫したメッセージやビジョン,文体があり,医学書としての魅力を醸し出します。もっとも,その「単一の」著者がいけてなければ,全部台無しなんですけど。雑誌の特集なんかで,あっちのメッセージとこっちのメッセージが矛盾し合って玉石混合・・・「はじめに」より